前回の記事の投稿後すぐに次の記事を作成しようとしたものの、国語力のなさにつまずいているNoradです。
(UCFの記事は現在約60%完成。字数が2万字超えそうなので2分割してパート1を遅くとも今月中には投稿予定です)
息抜きに書いたものなので内容は短いですが、参考になるかと思います。
当初、今回の動画の内容はTwitterに要点をまとめたものを投稿しようと考えていたのですが、Armadaがかなり重要なことを言っていたためTwitterの140文字にまとめるのはもったいない!ということでブログの記事を作成しました。
ArmadaはスマブラDXのプレイヤーであるため、話の内容はもちろんスマブラDXの上達を前提にしたものです。
が、今回の内容はスマブラDXはもちろん、DX以外のスマブラのゲーム、格闘ゲームを始めとする全ての対戦ゲーム、スポーツ、そして人生にも活かすことができることだと個人的に思っています。
Armadaというプレイヤーを知らない方へ
(格ゲープレイヤーWikiのページ)
プレイせずにスマブラで上達する方法(※)
(※)訳注:improveを「上達する」と訳しましたが、「改善する」「向上させる」という意味もあり、ゲームの腕前に限った話ではありません。以下、動画の内容を翻訳したもの(動画リンク)
Armada:
今日の2つ目のトピックは「トーナメント以外で上達する方法」についてだ。
もちろんゲームはプレイしても上達するけど、ゲームの外でもプレイヤー・競技者として上達する方法はたくさんあるんだ。
その中で僕が考える大切なことは3つある。
もちろん大切なことは3つより多くあるし、あなたにとって大切なことと僕にとって大切なことは違う。だけど個人的にこの3つはすごく大切なことだと思う。
1. 忍耐力 (Patience) を鍛えよう
Armada:僕からの最初のアドバイスは、「我慢強さが問われることをするべし」だ。
忍耐力を鍛えることなら、文字通り何をしてもスマブラのためになるんだ。
僕は「なんでそんなに我慢強いの?」とよく聞かれるけど、その理由はたくさんあるんだ。
例えばスマブラDX以外のゲームをするときでも、少しずつ我慢強くあろうとしてきた。
人と話すときもそう。
要点をなかなか話さない人っているよね。そういう人は言いたいことを伝えるのに少し時間がかかっているかもしれないんだ。
そういう人に対して「何が言いたいんだよ」とカリカリする人をよく見かけるけど、僕は「もっと我慢しようよ。この人は話すのに時間がかかるだけかもしれないだろ」といつも思うようにしてきた。
今のご時世だと特にそうだけど、みんな我慢強さが足りていないんだ。
なんでもすぐにやりたがるし、欲しがる。1秒でも早く。
僕の場合、「自分がされたいように人に接する」ということを意識するようにしている。
人間である以上、相手に辛抱を強いないといけない場面は絶対にあるから、忍耐力を鍛えられると思うことはするべきなんだ。
最初からものすごく我慢強い人はいないから、毎回ほんの少しずつ努力していければそれで十分。
忍耐力が重要な理由は、スマブラDXが時に我慢を必要とするゲームだから。
たまに我慢ができなかったプレイヤーが試合に負けて、対戦相手のことを「くそつまらん」と責めることがある。
その対戦相手はつまらない戦い方をしていたのかもしれないけど、我慢ができなかった以上、負けたのはそのプレイヤーの責任だ。
だからこそ忍耐を鍛える努力をしたほうがいい。
我慢強いのは良いことだよ。人生の色々な場面で役に立つって言い切れる。
僕は少し前に教師をやっていたけど、もしあなたが今、教師の仕事をしていて我慢弱かったら頑張ってね。
そのままだと人生すごく苦労することになると思うよ。
2. 瞑想 (Meditation) をしよう
Armada:もうひとつ、僕が極めて重要だと思うのは瞑想をすること。
特に感情の制御が苦手な人にとってはすごく大事。
競技である以上、家でできることが大会でできるとは限らないからね。
大会でストレスを感じる人は多いし、それで疲れたりイライラしたりする人もよくいる。
自分の感情をベストな状態に保てなくなる原因はたくさんある。
僕自身も過去に同じような経験をしてきた。
瞑想と聞いて多くの人が思い浮かべるのは、僕が瞑想をした後にLeffenを4タテして倒したあの大会(※)だと思う。
(※2015年にスウェーデンで開催された大会・B.E.A.S.T 5のこと。こちらが決勝戦の動画。9分あたりから瞑想が始まります)
あの大会では僕は運営の1人だったんだけど、あの週末はすごく忙しかったんだ。
スケジュール通りに事を運べるようにすごくピリピリしていたし、それに加えて選手として参加もしていたからね。やることは多いのに時間は少なかった。
だからあの試合でも僕はとても多くのストレスを抱えていた。
トーナメント以外のことでも色々なことがありすぎて頭の中がゴチャゴチャだった。
あのときは決勝でLeffenに1-2でリードされていて、あと1ゲーム負けたら大会敗退するところだったんだ。そこで僕は自分に「落ち着け。リラックスするんだ。これが最後のチャンスだ」と言い聞かせていた。
僕は目を閉じて深呼吸を何回か繰り返した後、リラックスできる場所にいる自分を想像したんだ。プレッシャーや周囲の期待から解放されて、落ち着いていられる場所にいる自分の姿を。
その次に僕が想像したのは、壇上でトロフィーを手に大会に勝利した自分の姿。
これは競技ではよくある考え方で、難しいことに成功する自分の姿をイメージすると、実際にそれを行いやすくなるんだ。
それと、もうひとつ言い忘れていたけど、自分の悪かったところとその直し方も考えていた。瞑想中、最初のほうに考えたことのひとつだね。
瞑想をした結果、リラックスすることができたし落ち着くことができた。
失った活力を取り戻すことができたように感じたんだ。
もちろん瞑想をしただけで勝てたとは言えないけど、かなり大きな要因であることは間違いないかな。
他のプレイヤーが同じことをしていたケースもあるね。PPMDとか。
だから瞑想はとても良いことなんだ。
あなたがすぐにイライラしやすいタイプなら特にそう。
3. 人生を幸せに生きよう
Armada:最後に言いたいのは、スマブラDXの外の人生を幸せに生きているのなら、もっと上達するし、もっと楽しめるということ。
言われるまでもないぐらい当たり前のことかもしれないけど、このことについて話している人は少ないように感じる。
「上達」というと多くの人はゲーム内の話をするよね。
実際ゲーム内のことは大事なんだけど、人としてみじめな気持ちになっていたら練習は何倍も辛いものになる。
ゲームをプレイする時間を減らして、人として幸せに生きるために頑張った方が上達に繋がることもあるし、練習もずっと楽しくなるんだ。
僕自身も2014年にうつ状態だったから、その年はDXをプレイするのがとても大変だったんだ。
その年は辛かったけど、人生について多くのことを学ぶことができた。
スマブラから一歩下がって、人として幸せになろうと努力したら、自分が正しい方向に向かっているのが実感できたんだ。
だから幸せならもっと上達できるし、ゲームをもっと楽しめると断言できる。
もしあなたが今、スマブラが上手くいかなくて自分を責めすぎているのなら、まずはゲームの外の人生を改善する努力をした方がいいと思う。
そうやって責めすぎてしまう理由はそこにあるからね。
さて、僕がすごく重要だと思うのは以上の3つの点だ。
この3つができるならゲームも上達していくと思うし、そう願っている。
もし上達に繋がらなかったとしても、人間として多くの点で成長できるはずだ。
人生が今よりも楽になるはずだ。
Armada 2017年11月24日
おまけ:Armadaのツイートより
So common to see people ask for a TL;DR regardless of topic— Adam Lindgren (@ArmadaUGS) 2017年11月25日
Especially since I talked about patience recently I feel even stronger that it's mostly not "lack of time" but rather "lack of patience" that's the issue
If you really wanna learn about something there is no short cuts
Armada:
話題を選ばずTL;DR(Too Long; Didn't Readの略。要点のまとめのこと)を求める人をよく見かける。
問題なのは「時間が足りない」ことではなく「忍耐が足りない」ことではないか。最近忍耐についての話をしたからますますそう感じる。
何かを本気で学びたいのなら、近道なんて存在しない。
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